皮膚のコラム第1回「帯状庖疹とシングリックス」

暑い夏が終わると、来院患者が増えてくるのが帯状庖疹です。
帯状庖疹は水ぼうそうが治ったあとに、体の神経節に潜んだ水痘・帯状庖疹ウイルスが、加齢、ストレスや疲労など免疫力が低下した際に発症します。
見た目はケガをしたかのように痛々しい印象がありますが、良性の皮膚疾患です。また、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児を除けば、他の人にうつすことはありません。
ただし、痛みが強く、最初に整形外科を受診される方も多いです。個人差はありますが、長期間に渡り、帯状庖疹後の関連痛で悩まされることもあります。

そこでおすすめなのが、帯状庖疹ワクチンであるシングリックスです。
シングリックスは、世界初の帯状庖疹発症予防ワクチンであり、2020年1月にグラクソスミスクラインジャパンから発売開始となりました。
米国では2017年から使用開始され、CDC(米国疾病予防センター)も推奨するワクチンの一つです。
50歳以上の接種が推奨されますが、49歳以下でも接種可能です。2回の接種(最初と2ヶ月から6ヶ月以内)で帯状庖疹への抗体獲得率が高く、帯状庖疹後神経痛の予防効果や生涯免疫が得られる利点があります。
当院では2020年6月10日からシングリックスの取り扱いを開始しました。

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